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Group Management

**Group Management(グループ管理)**では、協調設定、しきい値、プライバシー、ユーザー、関連事業者など、グループレベルの設定を管理できます。


Group Settings(グループ設定)

Group Settingsタブでは、組織内のユーザーに共通するすべての設定項目がまとめられており、他オペレーターとの協調時の行動や、アラートのしきい値、データの公開範囲や、他のオペレーターへ表示する連絡先情報を設定できます。

Enterprise Details(組織の詳細)

Enterprise Detailsでは、組織およびアクセス階層に関する以下のような情報を設定できます。

フィールド説明
Enterprise name(企業名)グループに関連付けられた法人名
Website(ウェブサイト)その企業の一般公開されたウェブサイト
Country(国名)その企業が設立された国
Product tier(プロダクトのアクセスレベル)現在加入しているサービスプラン名とアクセス権のレベル

Operator Contact Information(オペレーターの連絡先情報)

各グループは、接近事象発生時における協調のために、主要な事業者連絡先を指定する必要があります。この連絡先は、ユーザーが保有する衛星との接近事象に関与する、他のオペレーターに表示されます。

フィールド説明
Name(名前)接近事象時の調整のための連絡先
Email(メールアドレス)高リスクな接近事象発生時のための連絡先
Phone(電話番号)緊急で協調を取る際の連絡先(任意)

詳しくは「Operator Directory」をご覧ください。

Mitigation Action Thresholds(接近回避のしきい値)

このセクションの値は、リスクしきい値とも呼びますが、接近事象の深刻度に応じて、組織がマヌーバ計画を開始する基準を定義する値です。

フィールド説明
Pcしきい値接近回避のワークフローを開始する最小衝突確率
最接近距離のしきい値対応が必要と見なされる最接近距離の最小の値
TCAまでの時間衝突回避を計画するのにかかる所要時間
自動生成特定の条件をトリガーとして、COLAトレードスペースを自動生成する設定

以上の値がマヌーバ生成へ与える影響については、COLAプロジェクトを参照してください。

Default conunction chart filter values(接近事象プロットでのデフォルトのフィルター値)

接近事象ページのダッシュボードとスクリーニング結果に適用される、以下のようなデフォルトのフィルター値を設定することができます。この値は接近リスクの計算には影響しませんが、オペレーションチームにとって最もリスクの高い接近事象を洗い出すのに役立ちます。

フィルター用途
Pc filter value(Pcフィルター値)許容できる衝突確率の限界値を設定し、それよりも確率の低い接近事象をダッシュボードから除外する
Miss distance filter value(最接近距離のフィルター値)許容できる最接近距離の限界の値に基づいてフィルターする

Data Privacy(データプライバシー設定)

Data Privacyセクションでは、Satcatの宇宙交通調整ネットワークで共有される情報を管理できます。設定は組織全体に適用され、接近事象が起きた際のグループのやり取りに影響します。

設定説明
Show in Operator Directory(オペレーターディレクトリに表示)他のオペレーターが自分の組織に連絡できるようにする
Participate in conjunction event coordination(接近事象発生時に調整に参加する)グループが意図ステータスと派生データを受信・共有できるようにします
Publish uploaded Operational Ephemeris to repository(「運用中」軌道暦を公開する)自分が Ephemeris Repositoryにアップロードした軌道暦へ、他のオペレーターがアクセスできるようにする
ヒント

公開が有効になっている場合、他のオペレーターはスクリーニングジョブで、OPERATIONALとマークされたお客様の軌道暦を使用することができます。

その他詳しい設定方法などについては、データプライバシーを参照してください。


Manage Users(ユーザーの管理)

Manage Usersタブには、組織内で登録されているすべてのユーザーアカウントが表示されます。このタブから、アカウントオーナーと管理者は次のような内容を管理できます。

  • ユーザーの名前、メールアドレス、役割、アカウントステータスの確認
  • 新しいユーザーの招待
  • 既存のユーザーの役割の変更

### ユーザーの招待とアクセス管理

Invite Userボタンより、新しいチームメンバーを追加できます。各ユーザーには、次のいずれかの役割を割り当てる必要があります。

役割権限の概要
User(ユーザー)運用と関連したツールやデータにアクセスできる。グループ設定を変更する権限は持たない。
Admin(管理者)User権限に加え、ユーザー、設定、しきい値を管理する権限を持つ。
Owner(オーナー)グループ設定、衛星管理、ビジネス管理、APIキー全ての項目へのアクセスおよび編集が可能。

ユーザーの各役割によって、Control Center、Conjunction Eventページやスクリーニングツールでアクセスできるものが決まります。

各役割の権限一覧

User

  • 組織に割り当てられたすべての衛星の表示および変更する
  • Conjunction Events、スクリーニング結果にアクセスし、接近回避の計画ツールなどを実行する
  • Ephemeris Repositoryを介して軌道暦をアップロードし、メタデータを設定する
  • 接近事象発生中に他オペレーターとチャット機能を使用して協調する
  • スクリーニングジョブを作成し、結果を取得する (Pro/Enterpriseプラン加入のユーザーのみ)
  • Operator Direcotryにアクセスする

Admin

User権限の内容に加えて、

  • ユーザーの招待と削除
  • ユーザーと管理者の役割レベルの昇格または降格
  • グループの連絡先情報と調整設定の更新
  • グループの接近回避のしきい値とトリガーの値の変更

Owner

Admin権限の内容に加えて、

  • 関連組織の管理
  • 親会社とのリンク
  • 企業情報の更新

Manage Businesses(組織情報の管理)

お客様の衛星の運用責任を持つ法人とリンクすることができます。各ビジネスプロファイルには以下が含まれます:

  • ビジネス名と所在地
  • 連絡先メールアドレスとウェブサイト
  • 経営陣の名前と役職名(CEO, CTO, CPO)
  • 任意でCONOPS(運用構想)の説明
注記

プライマリ物体の運用を行う組織をリンクすると、公開ディレクトリ上では関連企業が非表示となり、お客様の組織が保有する衛星の所属先がプライマリの組織へと変わります。 :::---