Satcat LEOPの設定ガイド
このページでは、Satcat LEOPサービスの利用においてオペレーターに求められることと、必要なデータを提出する手順について説明します。この設定ガイドの内容はすべてのサービスプランに該当し、ガイドにならってサービスを利用していただくことで、スムーズに利用を開始でき、より正確な衛星追跡を行うことができます。
打ち上げ前チェックリスト
Satcat LEOPで初期の衛星追跡とデータの取り込み処理を行うために、オペレーターに打ち上げ前にミッションと宇宙機に関する基本情報を提出することをお願いしております。
提出するもの
打ち上げ前に、Kayhan Spaceから送られる、オンボーディングフォームに記入をお願いします。フォームでは以下のような情報を提供していただきます:
- 宇宙機名と仮の衛星カタログ番号(Temporary NORAD ID)
- 物理的パラメータ(質量、抗力面積、係数)
- 無線周波数またはビーコン情報
- GNSS受信機の有無と設定(該当する場合)
また、複数の衛星を提出する方へ向けて、専用のスプレッドシートのテンプレートをご用意しております。
オンボーディングフォームのリンクは、打ち上げ前の調整中にKayhan Spaceから送られます。リンクを受け取っていない場合は、support@kayhan.spaceまでお問い合わせください。
GNSSとテレメトリ
LEOP Pro以上のサービスプランに加入しているオペレーターには、GNSSまたはテレメトリデータが利用可能になった時点で提出いただけるよう、準備していただくことをお願いしています。迅速に送っていただくことで、高精度な軌道決定と継続的な衛星追跡を行えます。また、提出する際、以下の注意事項を守ってください:
- お持ちのGNSS受信機の基本的な設定内容と想定される精度を提出すること
- Kayhan Dynamics SDKを利用して、安全な認証段階を経てテレメトリを送信すること
- 対応フォーマットやプロトコルはオンボーディング時に確認できる
LEOP Proプラン以外のサービスプランに加入している場合でも、代替の方法での追跡やサポートサービスを行えるように、宇宙機のGNSS受信機の情報を提出することをお勧めします。
プラットフォームのセットアップとアクセス
データの取り込みと調整のステップを自動化するには、オペレーターは以下の対応を行う必要があります:
- Space-Track.orgでKayhan Spaceにアクセス権を付与する:
- Space-Track.orgアカウントにログインする
- OperatorプルダウンメニューからManageメニューを選択し、Loadボタンを選択して組織情報一覧を表示させたら、Membersタブを選択
spacetrack@kayhan.space
を追加し、CDM Notification権限を付与する
以上の手順を行なったことが確認できたら、Kayhan Spaceサポートチームがお客様のSatcat Operationsアカウントを有効にし、プラットフォームの認証情報をお送りします。